web制作Lv.14 サイトボリュームを増やして「待つ」ことの意義を知る

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ホームページを育てるのは、子育てに似ている?

これまでのLvでご紹介してきたように、ホームページを作るのは、いろいろな作業が必要となります。管理人はこれまでに、複数のホームページを作成してきましたが、いつも思うのは、「子供を育てるのに似ている」ということです。

というのも、新たに独自ドメインを取得して、ゼロからホームページを生み出すということは、まさに生まれたての赤ん坊のような状態から始まるということです。ホームページを生み出すには多くの作業が必要ですし、初期設定だけでも数日かかります。さらにそこからコンテンツを充実させ、多くの良質な記事を書く必要があります。検索エンジンで上位表示されるようになるのには時間がかかりますし、成長の遅さも人間そっくりです。

検索エンジンを重視する理由

ホームページにアクセスしてくる人の大半は、検索エンジンからです。ソーシャルメディアからのアクセスもありますが、検索エンジン経由のアクセス数に比べれば微々たるものです。よって、いかに検索エンジンにヒットさせるかがアクセス数を稼ぐためには重要課題となります。

検索エンジンは、赤ん坊のホームページより、大人の(作られてからある程度歳月が経過している)ホームページを優先的に上位表示する傾向があります。大人のホームページの方が信頼されているサイトである可能性も高いですし、ユーザーが満足する可能性も高いからです。

ユーザーは何か疑問に思ったことや、興味があることを検索エンジンで調べます。そして、上位表示されたサイトにアクセスし、情報を得ようとします。上位表示されるサイトというのは一般的に情報が豊富で、サイトそのものの完成度も高いです。

検索エンジンはクローラーというロボットを使って、サイトを循環して数値化しています。その数値が好成績だと、ユーザビリティが高く、有用性も高いサイトであると判断し、優先的に上位表示させようとします。

サイトボリュームを増やそう

ホームページを生み出してから間もない期間は、サイトボリュームを増やすことに徹しましょう。この期間、アクセス数はあまり気にしない方が良いです。せっかく力を入れて記事を書いたり、ホームページに凝ったデザインを施しても、最初のうちはなかなかアクセスが集まらないものです。来ても1日10人前後です。ですから、一通り出来上がるまでは、何人来てくれたとか、何ページ閲覧されたとか、あまり気にしないようにしましょう。モチベーションが下がってしまっては、途中で嫌になってしまいますからね。

丹念に記事を書き続け、100ページを越えるようなサイトを作ることができれば、長期的に安定したアクセスを集めることができます。いきなり100ページなどと言うと、途方もない数字に感じるかもしれませんが、ホームページで扱うジャンルが得意分野でありさえすれば、不可能な数字ではありません。

記事はどのように増やせば良いのか?

いろいろな角度からものごとを描写したり、同じようなテーマで書かれている記事を参考にしたり、関連書籍を読んだり、ニュースを参考にしたり、情報にアンテナを張り巡らせれば、記事のネタは至る所に転がっているものです。

誰が読んでも有用性が低い・役に立たない、という記事はほぼあり得ません。熱意を持って好きなことを熱く語り、的確に描写し、時にはアドバイス的な情報も加えれば、立派なオリジナル記事が書けます。

書けば書くほどサイトボリュームは増えていき、必然的に含まれるキーワードも増えていきます。キーワードを意識して書かなくても、それなりのテキスト量の記事が100個もあれば、大量のキーワードが自然と記事に含まれます。

一通り記事を書き終えたら、ひたすら待つ!

記事を100個書いても200個書いても、すぐにアクセスが集まるとは限りません。SEO対策で大事なのは、良質の記事をたくさん書くことと、待つことです。

待つというのは最初のうちはつらいかもしれませんが、ゆっくりと効果が出てきますので、気長に待ちましょう。人間と一緒で、成長するのには時間がかかるものです。サイトを立ち上げてから、半年もすれば、立派に成長した姿を見せてくれるようになるはずです。手塩にかけて育てましょう!