web制作Lv.15 アフィリエイトサイトの作成を開始する

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アフィリエイトサイト作成について考えてみる

これまでの「HP作成」カテゴリーの記事で、基本的なホームページは作成できるようになったと思います。

ここからは、さらに実践的にアフィリエイトサイトの作成方法についてご紹介して行きたいと思います。

管理人はこの方法で幾つかのアフィリエイトサイトを作成・運営しております。

これからの作業は単純でも楽チンでもありません。手間も時間もかかります。

しかし、質のいいアフィリエイトサイトが完成すれば、継続的に安定的に稼ぐことができるようになります。

作成するのは大変な作業ですが、「本気でアフィリエイトで稼ぎたい!」と考える人は、実践する価値はあります。本当に稼いでいる人は、この記事に書いてある内容の作業を本気でこなしています。背水の陣で臨まないと、そのような本気の人たちに肩を並べることは難しいでしょう。

初めて作ったサイトは、月1万円も稼げないかもしれません。しかし、その過程で得られるノウハウは、次に作成するサイトに必ず生かされます。諦めずにコツコツと努力を続けることにより、いつの日か満足いくサイトが作れるはずです。その第一歩を踏み出して見ましょう。

それでは、これよりいくつかの記事に渡ってアフィリエイトサイトの作成方法についてご紹介して行きます。

ジャンルを選ぶ

まずは、Twitterやブログを作成した時と同様、ジャンルを選びます。特定のジャンルを選ばないと、いわゆる「何でも屋サイト」とみなされてしまい、サイトの一貫性が保てません。

サイトの中身に一貫性がないと、検索エンジンからの評価も低くなってしまいますし、何よりサイト訪問者から信頼されにくくなってしまいます。

そうならないためにも、特定のジャンルに絞った上で、アフィリエイトサイトを作成して行きましょう。

ジャンルは何でも構いません。最初は自分の得意なジャンル・興味のあるジャンルを選ぶのがいいと言われています。

これまで生きてきた中で頑張ってきたこと、深く研究したこと、経験してきたこと、何でも構いません。大切なのは、自分の知識や経験を生かし、オリジナリティあふれる記事を書くことができるジャンルを選択することです。

全く知らないジャンルを選択してしまいますと、記事を書くことはできません。効率良く記事を書くためにも、最初は自分の得意ジャンルを選択するようにしましょう。

選んだジャンルの情報を集める

いくら知識や経験があったとしても、情報を集めるという作業は必須です。それなりのサイトボリュームを持つアフィリエイトサイトに仕上げるには、最初にその分野に関する情報を集め、記事のネタとして蓄積しておく必要があります。

情報元は、同じジャンルのサイトの記事、そのジャンルに関連する書籍、テレビやDVDなど多岐に及びます。

情報を集めておくことで、今後の作業が効率的になります。ここで集めた情報に自分の知識や経験を加え、記事にして行きます。

したがって、ここで集める情報量は、多ければ多いほどいいです。例えば、同じジャンルのサイトの記事を情報源として集める場合、少なくとも500記事は必要となります。管理人は数えてはいませんが、だいたい1,000個ぐらいは集めるようにしています。

集めた情報をエクセルなどにまとめる

情報を何にまとめるかは個人の自由ですが、管理人はエクセルにまとめています。自分しか見ないファイルですので、自分が使いやすいように情報をまとめていけば良いと思います。

ここからは、エクセルにまとめたと仮定して解説を続けていきたいと思います。

情報をまとめられたエクセルをみれば、次に書く記事のネタが分かる、という状況を作り出すのが狙いです。事前にきっちりとまとめられたファイルを作成しておくことにより、情報を筋道立てて網羅することができますし、書き忘れも防げます。

様々な媒体から情報を集め、それをエクセルに集約していきます。

このときに、ある程度カテゴリー分けしておくと、2度手間を防げます。実際にサイトを作成する段階でもカテゴリー分けするのですが、この段階でおおよそのカテゴリーを決めておくとスムーズです。

エクセルでいうと、カテゴリーごとに縦に記事を並べていくと便利です。記事の内容をすべてエクセルに書き出してしまうと見にくくなってしまうので、記事の内容が分かる程度に各セルに題名などをメモしていきます。

参照元がブログ記事などの場合、そのセルにリンクを貼っておくと便利です。リンクを貼っておくことで、実際にその記事を書く際に参考にすることができます。

参照元が書籍などの場合、内容と一緒にその書籍の題名やページ数を記載しておくと便利です。

「参照元」の使い方

当たり前のように「参照元」という言葉を使ってしまっていますが、誤解を避けるためにここで参照の方法について記述しておきます。ここではブログや書籍を参照する方法を紹介しておりますが、100%自分の知識で記事を書くことができれば、それが一番いいです。

誰か他の人が書いたブログや書籍をそのままパクって自分の記事にしてしまうことは、単なる盗作です。違法行為です。参照元の利用法は、単に参考として参照するためであり、また、書きたい記事の内容として見出しを作成するためです。

例えば、「このブログに書いてあるこの部分、自分の考えとは少し違うから、この部分を自分の言葉で、自分の知識と経験を生かして記事にしよう」といった具合です。ですから、情報を書き出したエクセルには、自分なりにコメントを加えておくと有用性が高くなると言えます。

「このブログに書いてあることは自分の意見と全く一緒だから、そのまま転載しよう」という行為は盗作となりますので、ご注意ください。コピペしてしまうと、著作権侵害で訴訟を起こされる可能性があるばかりか、Googleからも深刻な制裁を受ける可能性があります。

何も参考にせず、100%自分の知識や経験で、相当量(500記事以上)をエクセルにまとめ、その情報を元に記事を書くことができれば、それが一番オリジナリティのあるサイトです。

サイトの構造を考える

作成するサイトの全体像を把握する

エクセルがまとまってくると、サイトの全体像を把握することができます。

サイトの全体像を事前に把握することができれば、必要な固定ページ、アーカイブページの形態などを決めることができます。さらに、トップページのデザインなども、ぼんやりと予想することができます。

なぜなら、トップページは「このサイトにはこんな内容の記事が紹介されています」というのを分かりやすく表示するために使う場所だからです。サイトの内容が分かれば、トップページのデザインも分かってくるということです。

デザインについては、この段階で詳細に決める必要はありませんが、使用する固定ページ、使用するカテゴリーを事前に把握しておく必要はあります。実際に記事を書き始める前に、固定ページやカテゴリーのスラッグを決めておく必要があるからです。

事前にスラッグを決めておくことで、記事の中にその固定ページやカテゴリーページにリンクが貼れるようになります。

デザインはひとまず置いといて、どのような固定ページ、どのようなカテゴリーを使用するかは、この段階で決めておくとスムーズです。

完全なる管理人の私見ですが、アフィリエイトサイトを作成する上で、デザインはそれほど重要ではないような気がします。もちろん、キレイでスタイリッシュなサイトデザインにすればカッコ良くてそれなりの効果があるのでしょうが、ホームページ作成の素人がスタイリッシュなサイトデザインにするには膨大な時間がかかります。それほどデザインに時間をかけるのであれば、コンテンツの作成に時間を割り当てた方が収入につながる気がします。

デザインは凝り始めると細かいところがものすごく気になってしまってキリがありません。自己満足と言えばそれまでですが、とくに最初のうちはシンプルなデザインのサイトで良いと思います。

カテゴリー分けする

情報をエクセルにまとめて行く段階で、ある程度カテゴリー分けは済んでいると思いますが、情報をエクセルにまとめ終わり、サイトの全体像が把握できる状態になったら、より詳細にカテゴリー分けしていきましょう。

1つのカテゴリーに含まれる記事が多すぎる場合、カテゴリーに親子関係を持たせたり、そのカテゴリーを分割したりすることで、そのカテゴリーに含まれる記事の量を調整することができます。

この作業は、実際にサイトを見にきてくれた訪問者が、見やすく利用しやすいようにするために行う作業です。客観的にそのサイトを利用するつもりで、利用者にとって使いやすい、有用性の高いカテゴリー分けをしましょう。

すべての記事を書き終えてからカテゴリー分けするのは、とても手間がかかります。記事を書く前にしっかりとカテゴリー分けを行い、少しでも作業を効率化させることをオススメいたします。

使用するページを決める

サイトの全体像が把握できたら、使用するページを決めます。管理人は、アーカイブページと固定ページを両方使用しています。

あるカテゴリーに含まれる記事の一覧や、あるタグが付けられた記事の一覧はアーカイブページで表示させます。タイトルだけ表示させても良いですし、アイキャッチ付きで表示させるのも良いでしょう。

固定ページは、個別記事とは切り離された、時間軸にとらわれないページのことです。お問い合わせページやサイトマップに使われることが多いです。そのサイトの概念的なページを固定ページで作成するのも良いでしょう。

トップページから少ないクリック数で全てに記事にアクセスできるようにする

トップページから何度もクリックしないと記事にたどり着けないサイトは、使い勝手がよくありません。人間にとって読みにくい・使いにくいサイトは、機械にとっても読みにくい・クローリングしにくいサイトとなってしまいます。

ここで、機械が記事を読むことについて少し解説しておきます。検索エンジンに登録されるためには、クローラーという機械に記事を読み取ってもらい、インデックスという登録作業をしてもらう必要があります。これをしてもらわないと、せっかく記事を書いたのに検索されず、この世にその記事が無いのも同然という状態になってしまいます。

クローリングロボットにくまなく見付けてもらい、スムーズにインデックスされるためにも、トップページから少ないクリック数で記事に行ける状態にし、サイドバーやパンくずナビを併用してアクセスしやすい状態にしておくことをオススメ致します。

要するに、人間にとって使いやすい、アクセスしやすいサイトを作ることを心がけていれば、それはSEO対策にもなるということです。誰だって、使いにくいサイトより使いやすいサイトを好むじゃありませんか。

実際に記事を書く前に、サイトの全体像を把握し、使いやすい構造にしておきましょう。インデックスの促進やアクセス解析については、Googleの無料サービスが提供されていますので、記事を書き始める前に登録しておくとスムーズです。その方法については、「HP作成Lv.08 基本的なSEO対策をする」で紹介しておりますので、まだ導入していない方は、この段階で導入しておくことをオススメ致します。

記事を書き始める前の下準備を完了させる

全体像が把握できないまま記事を書き始めてしまうと、サイトの一貫性が保てず、支離滅裂な内容のものとなってしまいます。

あとから気付いたことを思いつきで追加して行ってしまうと、最初の方に書いた記事の整合性が保ちにくくなってしまいます。つまり、矛盾が生じてしまうということです。あとからカテゴリーを追加したりすると、それより前に書いた記事のカテゴリーを変更しなければならなくなるなどの不都合を生じてしまいます。これは、カテゴリーだけでなく、個別の記事に関しても同じことがいえます。

したがって、首尾一貫したサイトを作成するために、実際に記事を書き始める前にサイトの全体像を把握し、サイトの内容を決めておく必要があります。

記事を書く前からいろいろと手間がかかりますが、それもこれも有用性の高いサイトを作ってアクセス数を稼いでアフィリエイト収入を得るためですので、頑張りどころです。